08 1月 ミモザ・エシャール Mimosa Echard
ミモザ・エシャールは2010年にパリ国立高等装飾芸術学院を卒業。2015年には、優れた現代美術に与えられるムーリス賞にノミネートされ、2014年にはギャラリー・ラファイエット企業財団《ラファイエット・アンティシパシオン》が提供するレジデンス・プログラムに招かれました。2016年には、パリのギャラリー・サミー・アブラアムで初個展『iDEATH』を開催。ミモザ・エシャールの作品はフランス国立現代美術センター(CNAC)、パリ市立近代美術館、ドメーヌ・ド・シャマランド、コルシカ地域圏現代美術基金、ギャラリー・ラファイエット企業財団や サダミ美術財団のコレクションに収められています。
粘菌変形体ネットワーク物語
このプロジェクトの中核となるのはキノコ。そして、博物学者にして民俗学者の南方熊楠(1867年〜1941年)と粘菌類 ——。粘菌類はライフサイエンスにおいても、生態学的、未来主義的でポスト黙示録的な一連の想像の領域においも特異な位置を占める奇妙な生物です。キノコや粘菌類に関する過去・現在の研究について調べ、人間、自然と環境とのつながりについて粘菌類が示唆する特別な関係が問いかけられることになります。