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毎月第一木曜日はヴィラ九条山へ! 2025年9月4日のプログラム

毎月第一木曜日はヴィラ九条山へ
2025/09/04ヴィラ九条山

日時

2025/09/04

14:00-21:00

会場

ヴィラ九条山
〒607-8492 京都市山科区日ノ岡夷谷町17-22


入場無料


プログラム

プログラムは変更の可能性がありますので、ご了承ください。
本ページで詳細や時間などをご確認ください。

ヴィラ九条山、その近隣には駐車場はございませんのでご注意ください。
駐輪所は、ヴィラ九条山の前にあります。

 

14:00 〜 18:30 – スタジオ

グレゴアール・シャレール & ダリュス・ドラティアリ=ドラドゥストアガタ・シャルネヴァンサン・トゥセ=アンレステオ・ムザール & マリーヌ・ロワイエによるオープンスタジオ

 

14:00 〜 18:30 – サロン

ギヨーム・ルウによるリサーチの紹介

 

一日中 – 中庭

モナ・オレンによる作品「ウィーピング・ロータス」展示

 

18:00 〜 19:15 – 講堂

ビジュアル・コンサート『庭師の夢』
出演者 : リゾットム(2015年度レジデントのアルメル・ドゥーセ(アコーディオン)& マチュー・メッツガ(ソプラニーノ・サクソフォン)、今西紅雪氏(箏奏者)、仙石彬人氏(タイム・ペインティング)

 

19:30 〜 20:00 – 講堂

#5 – 『The Suicide(自殺)』:グレゴアール・シャレール & ダリュス・ドラティアリ=ドラドゥストによるパフォーマンス

 

20:00 〜 21:00 – テラス

レセプション


プロジェクト

アガタ・シャルネ(2025年度, 演劇)

 

「干物女:この世界に何をもたらせるのか」

 

アガタ・シャルネはプロジェクトは、「21世紀初頭のフランスと日本における家庭を持つ/持たない選択」の意味を、繊細で緻密な人物描写を通して、対象を比較・考察する作品です。本プロジェクトは、フェミニズム研究、とくにスタンドポイント理論の視点から、フランスの社会背景を踏まえつつ、女性やLGBTQ+の人々の権利に関する運動や、創作の場におけるジェンダーの問題を考察します。統計的に共通点が多くても、文化的背景の異なる多様な人生経験をつなぐことで、フィールドインタビューでの対話や、そこに生まれる矛盾、言葉のやりとり、さらに多様な人々を対象としたアトリエ・ラボでの身体表現にも注目します。本プロジェクトでは、日本とフランスの両国で演じられる作品を執筆すること、そして、環境に配慮しつつ日本の舞台で放映することを目的としています。

 

グレゴアール・シャレール & ダリュス・ドラティアリ=ドラドゥスト (2025年度, ダンス)

 

Love to Death

 

「Love to Death」は、三島由紀夫が1966年に制作した唯一の映画『憂国』を基にしているリサーチです。能舞台の密室劇で、三島自身が、クーデターの失敗を受けて切腹を選ぶ中尉を演じ、その死に際して妻が共に果てる。ダリュスとグレゴワールのプロジェクトは、映画の構造に沿った5つのパフォーマンスの連作として展開されます。それは映画のストーリーを再現することではなく、死の表象をめぐるパフォーマンスとして考えられています。『憂国』のフォトグラムを振付の型とした連作パフォーマンスは、滞在中に学んだダンス、写真、金工、文章、テキスタイル、映像、衣装、舞踏など多様な表現手段を駆使し、イメージの具現化を追求する過程で生まれる独自の存在感の濃密さを探求している。

ヴァンサン・トゥセ=アンレス (2025年度, デザイン)

 

日本のアーティストブックの展望

 

ヴァンサンは日本のアート出版物全般を探求し、その手法、ノウハウ、技術的特徴、美学、概念、そして現代における表現のあり方に興味を持ちます。日本で活動を行うことで、現地の出版関係者との出会いや交流を通して、彼らの知識を学ぶことを目的としています。さらに、日本のアート出版界がいかに革新的で、豊かな伝統と卓越した職人技を有しているか、そして現代アートシーンにおけるその驚くべきバイタリティを、より多くの人に伝えることを目指しています。リサーチ後は、常に進化している出版界の中で新しいモデルを提案したいと考えています。

モナ・オレン (2025年度, 工芸)

 

 

櫨蝋(ハゼロウ)という名の宝物

 

モナ・オレンの作品は、感情、記憶、そして無常との関係性を探求するものであり、彼女の繊細な感性を映し出す素材——白蝋を通して展開されています。彼女にとって白蝋は、単なる素材ではなく、生きている存在です。2022年に日本の「ハゼ蝋」と出会ったことをきっかけに、その特異な性質を彫刻として引き出すための多くの実験を重ねてきました。その他にも、米ぬか蝋、和紙、墨など、日本独自の素材にも関心を広げ、さらなる探究を続けようとしています。これらの探究から生まれる作品群は、創作の過程そのものに宿る詩情を浮かび上がらせることでしょう。

 

 

ギヨーム・ルウ (2025年度, 「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®)

 

「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」受賞者としてヴィラ九条山に1か月のレジデンスを行うギヨーム・ルウは、ユニークな空間を舞台に、グラフィックとプラスチックの表現の可能性を探ります。本プロジェクトでは、日本の建築史をフィールドワークの対象とし、過去から現在に至る建築様式からインスピレーション得て、応用研究を進めていきます。空間が持つ物理的な深みを研究し、それをグラフィック表現に転換する方法を探求します。滞在期間中に様々な場所を巡りながら、フランス帰国後の創作活動の源泉となるような場所を見つけたいと考えています。

 

 

テオ・ムザール & マリーヌ・ロワイエ (2025年度, 建築/景観設計/都市計画)

 

その先が見える建築 – 自然災害危機にある日本の田舎におけるケアと復興:資源から場所、景観から物へ

 

2011年の東日本大震災および福島第一原子力発電所の事故以降、「ケアと復旧・復興」に対する日本の建築家とデザイナーの意識は大きく変わりました。モナン(2014)が提唱する「エコロジカル・リダイレクション」の視点によれば、重要なのは、新たな建築をつくらないこと、都市生活の限界を再考すること、そして特に脆弱な立場にあるコミュニティを包摂し、主体性を高めること。楽観的かつ希望に溢れる「エコロジカル・リダイレクション」の実践は、特に田舎における積極的な関わりと、資源とノウハウの共有により実現します。本リサーチでは、「資源から場所へ」と「景観から物へ」という、二つの進む道を探ります。

 

 

庭師の夢

 

音楽デュオ Rhizottome(リゾットム)(アルメル・ドゥーセ&マチュー・メッツガー(2015年度、音楽)は、2015年ヴィラ九条山でのレジデンス中に今西紅雪氏と仙石彬人氏とのコラボレーションとして始まった作品『庭師の夢』を10年ぶりに演奏します。このビジュアルコンサートは、伝統音楽と即興の実践との有機的なつながりを探るものです。10年前にヴィラ九条山の講堂で初演された作品の再会公演をお楽しみください。

 

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本イベントでは、写真やビデオ撮影が行われます。撮られた写真やビデオ映像は、ヴィラ九条山のウェブサイトやSNSなどで使用させていただきます。ご理解のほど、よろしくお願いします。

当日、TOROカフェの出店いただきます!


Crédits

Visuel : La Villa de Cire © Mona Oren (2025, crafts)

Matériaux : cire Hazé, cire du riz, cire de noix de coco
Dimensions : 60 x 40 x 1,5 cm