毎月第一木曜日にはヴィラ九条山へ:2026年4月2日のプログラム

日時
2026/04/02
14h00-21h00
会場
ヴィラ九条山
〒607-8492 京都市山科区日ノ岡夷谷町17-22
入場無料・予約不要
プログラム
14:00~18:00 – スタジオ
オレリー・ラノワゼレ、イザベル・ダエロン、クレール・ランジュ & ルシー・ロワによるオープンスタジオ
16 :00~17 :00 – 講堂
マリオン・ドラリュによるリサーチの紹介 (仏日逐次通訳付)
18 :00~20 :00 – 講堂
「瞬間の味わい:料理における自然の三つの視点」クレール・ランジュ & ルシー・ロワ、anpeijiの安平次真史、京料理 木乃婦の高橋 拓児とOneRiceOneSoup株式会社
代表取締役の中東篤志による講演会(仏日逐次通訳付)
20:00-21:00 – サロン
レセプション
レジデントのプロジェクト
時の流れを映すメニューのための、季節の瞬間をとらえるテーブルウェア
クレール・ランジュとルシー・ロワは、日本文化における四季への繊細な感性、特に季節を感じさせる食卓やテーブルウェアに関心を持っています。そこでは、一つひとつの器が、季節の瞬間や提供される料理と詩的に調和しています。
レジデンス中、彼女たちは2週間ごとに関西の料理人と出会い、その人が季節の「いま」をどのように捉えているかを探っていきます。また、各料理に合わせた器を構想する傍ら、地元の生産者や採取者を訪ね、現地の植物を観察、描写し、季節に応じた自然表現が日用品芸術(京焼の陶磁器、漆、テキスタイル等)にどのように反映されているかをリサーチをします。
イザベル・ダエロン(2026年度, デザイン)
地下水
永井佳子とともに京都の地下水をリサーチし、物語化、地図化するプロジェクト『Water Callingー京都をめぐる水の地図』を経て、イザベル・ダエロンは、上水道網や帯水層などの目に見えない水とのインターフェースとなるオブジェや装置(格子、排水口、集水桝、井戸など)に関する研究をさらに発展したいと考えています。この研究は京都以外の都市へと広げ、公共空間におけるオブジェの提案につなげることを目標としています。レジデンス終盤には、都市散策を行い、その中で新たなオブジェの提案をすることを一つの可能性として考えています。日本における地下空間は、西洋におけるものとは異なる象徴的な意味を持っているため、この差異こそをイザベル・ダエロンは深めたいと思っています。
オレリー・ラノワズレ (2026年度、工芸)
儚さを永続させる
本プロジェクトは、オレリー・ラノワゼレと、大阪で『江戸時代にみる花結びの伝承 : ジェンダーの視点から』という博士論文に取り組む矢島由佳氏 との出会いに端を発します。花結びや修多羅、仕覆などは、伝承によってのみ存続するものであり、一種のコデックス(古代末期から中世にかけてつくられた冊子状の写本)のようです。プロジェクト『儚さを永続させる』は、「結ばれるために結ばれた」対象と結ぶ行為を、手や針などを通して問い直すことを目的としています。出会い、滑らせる紐と手、思考、形を生み出す創作行為といった一見関係性の見えない「社会的織物」を可視化することに焦点を当てます。
マリオン・ドラリュ(2019年度、工芸)
マリオン・ドラリュ(2019年度、工芸)は京都に戻り、能面師の中村光江、漆芸家の戸田蓉子とともに、身体と密接に対話するオブジェの制作を継続します。これらの作品の一部は、今年の秋に、パリ装飾芸術美術館で開催される個展にて発表される予定です。
Crédits
Visuel: La bouscarle chante le printemps
© Claire Lange & Lucie Roy (2026, métiers d’art)