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マルクス・ ボルジャ

演劇
2020/01/01 
 2020/12/31

プロフィール

2つの博士号をソルボンヌ・ヌーヴェル大学(2015年)とパリ科学文学研究大学(PLS研究大学)博士課程(SACRe)(2017年)取得したマーカス・ボルハは、ルーヴル美術学院美術史と博物館学、パリ高等演劇学校ESAD)およびフランス国立高等演劇学校も卒業。24才の時に近代文学の学士号を携えて生まれ故郷のブラジルを離れ、フランスに飛び立ったのは、パリ首都圏の高校でポルトガル語とブラジル文化を教えるためでした。これと並行して、フランスではジャック・ルコック国際演劇学院でも学びました。数多くの教育過程を経たことは、マーカス・ボルハの創作のポリフォニー的で多岐に渡る性格に反映されており、これは演劇関係者から高い評価を得ています。『Le Chant des Signes/白鳥の歌』『Théâtre/劇場』『Intranquillité/不穏 』や『Bacchantes/バッコスの信女などの作品は多分野横断的で豊かな関係性を特徴とする自らの経歴と直接結びついています。演出家、俳優、音楽家、劇作家であると同時に教師でもあるマーカス・ボルハは、自らを芸術家・研究者・教育者と捉え(これら3つの側面は連動し、その経歴と創作において互いに高め合っています)、その舞台作品の基礎として特にコロス性、声の使い方と音楽性に関心を寄せています。

こうした好奇心は、教師としての仕事や著作の中心に据えられ、人の同僚研究者との協力により、2015年にサン・ドニのジェラール・フィリッップ劇場で開かれた国際シンポジウム「Pratiques de la voix sur scène/舞台における声の使い方」の演出を生かされました。舞台・音楽に関する最新の創作とコラボレーションはパリ市立劇場、ルーヴル美術館、コリーヌ国立劇場、リールのノール劇場やコメディフランセーズで発表されています。


プロジェクト

大陸間を跨ぐコロス性

京都ではマーカス・ボルハは多分野横断的なプロジェクトへの取り組みを進め、中でも、日本に根を下ろした教育・文化ネットワークと協力し、参加型の合唱劇的作品に取り組みます。また、複数の俳優・パフォーマーとの協働を通して、音楽作品のモチーフ(ポリフォニー、対位法、オスティナート)を借用・流用することで、動きのある声の使い方により、時間と公共空間の認識を探り、これに新たな意味合いを加えることになります。



インタビュー


Crédits

Photos : © Christophe-Raynaud-de-Lage