ルイーズ・エルヴェとクロヴィス・マイエは、アートとリサーチが絡み合った活動に2人1組で取り組んでいます。美術史と歴史人類学を学んだ2人は、2021年にI.I.I.I(International Institute for Important Items/国際重要アイテム研究所)を設立。2人のアート作品は歴史資料と実地調査を組み合わせたもので、知識がどのように伝承され、構築されるかを探究するものです。2人のパフォーマンスは、リサーチ活動の実験室として考案されており、ジャンル映画、インスタレーションや出版物の形を取ることもあります。
イヴリー現代美術センター《Le Crédac》、デンマークのオーフス現代美術館や韓国の釜山ビエンナーレ2020などで開催された2人の個展やグループ展はポリフォニー的な性格を備え、2人の仕事の多様な側面を物語っています。2人のパフォーマンスと映像作品はフランス国内の展覧会やフェスティバル(ポンピドゥー・センターのフェスティバル《Hors Piste》、リヨンの映画祭《Les Inattendus》)のほか、国外でも紹介されています(フィレンツェ映画・現代アートフェスティバル《Lo schermo dell’arte》、テキサス州の美術館「ダラス・コンテンポラリー」)。
ルイーズ・エルヴェとクロヴィス・マイエはパリのマルセル・アリックス・ギャラリーの取扱い作家となっています。