エリック・ミン・クォン・カスタン
パリのゴブラン映像学院を卒業した振付家でビジュアル・アーティストのエリック・ミン・クォン・カスタンは数年間、アニメーターの仕事をしていました。リアルタイムでの振り付けに興味を抱いた彼は、1997年にまずヒップホップを発見し、次に暗黒舞踏や現代ダンスを知ることになりました。
自らのダンスカンパニー《Shonen》(日本語の「少年」に由来)において、エリック・ミン・クォン・カスタンはダンス、ニューテクノロジー(ヒューマノイド・ロボット、ドローン、拡張現実など)と社会の現場における身体を、舞台、インスタレーション、パフォーマンスや映像で関係付けています。その仕事はフランスやヨーロッパで発表されており(パレ・ド・トーキョー、デュッセルドルフのタンツハウスNRW、マルセイユ・フェスティバル、シャルルロワダンス、ニュイ・ブランシュParis 2018)、様々な賞に輝いています(アウディ・タレント賞2017、ボーマルシェ=SACD協会のダンス奨学金)。
エリック・ミン・クォン・カスタンは2016年から2019年にかけてはマルセイユ国立バレー団の、そして2020年からは国立演劇センター《コメディ・ド・ヴァランス》のアソシエート・アーティストとなっています。