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ボリス・ベルグマン

文学
2021/01/01 
 2021/12/31

プロフィール

ボリス・ベルグマンは小説家。1992年生まれで、長編小説のほか、短編小説や詩も発表しています。小説第1作『Viens là que je te tue ma belle /ここにおいで、殺してあげるから』はドラマ化されテレビ局アルテから放映されました。長編小説第5作『Les Corps insurgés/蜂起する身体』(2020年9月、カルマン・レヴィ社)はフェネオン賞を受賞。この小説では、3つの人生の糸が絡まり合い、情熱と自分探しに導かれて展開します。

 

ボリス・ベルグマンはまた、新たな領域を求めて、書籍や詩情豊かなオブジェを創作するため、造形作家とのコラボレーションも行っています。2021年秋にシャンパーニュ・アルデンヌ地方現代芸術基金で開催されるグループ展「Les Monts Analogues/類推の山々」においては、この企画の発案者でもあるボリス・ベルグマンは共同キュレーターを務め、詩人ルネ・ドーマルの伝説的な人物像とカルト的な人気を誇る未完の小説『Le Mont Analogue邦題:類推の山』を巡り、有名アーティストや実力が認められた若手アーティストの美術作品との対話を試みます。

 

この機会に、2021年10月には、ボリス・ベルグマンが編纂を手がけた『類推の山』の再版がガリマール社から発行されることになっています。図版入りで、未発表作品や評論も加えたこの増補版の序文はパティ・スミスが手がけています。

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プロジェクト

細野晴臣、忘れられた預言者     

細野晴臣は最も偉大な日本の現代ミュージシャンのひとりと考えられており、その知名度は国境を超えているものの、極めて寡黙な存在であり続けています。メディアを避け、ほぼ30年前からインタビューに応じていない細野晴臣。このフランス語も話す作曲家とのパリでの偶然の出会いは、作家であるボリス・ベルグマンにとって、前代未聞のプロジェクトを生み出しました。ヴィラ九条山でのレジデンス中に京都で進められるこのプロジェクトは、細野晴臣のポエティカルな伝記を執筆するというもの。

ボリス・ベルグマンは細野晴臣と一連のインタビューを行い、その多彩な創作活動の道筋を形作ってきた沈黙、動作や日常について問いかけます。最終的には、オーソドックスな伝記とはかけ離れた書物が、ひとつの出会いがあったことの詩的な証となります。