この二人組は、写真と演出の対話を追求しています。
2012年からオレリー・ペトレル(視覚芸術、写真)とヴァンサン・ルーマニャック(演劇)は展示空間の内部で作用する、配置を繰り返し動かし直すインスタレーションや写真を用いた空間構成を企画。展示作品は、写真オブジェやその他の構成要素が次々と配置換えされることで、潜在期と空間的再配置の間で変化を遂げていきます。
その結果、ハイブリッドなインスタレーションが生み出され、それは不明瞭な時間性を備え、静止画と絶えず動き続けるパフォーマンスによる彫刻が入り混じったものとなっています。
この2人組は、いくつかの展覧会やイベントを通して、視覚芸術の世界(ドイツの《Biennale für aktuelle Fotografie 2017》、ポンピドゥーセンター40周年記念/パフォーマンス・デー、現代アートセンター《フェルム・デュ・ビュイソン》・イル=ド=フランス地方写真センター[CPIF]/2017年、ヘルシンキ現代美術館《Kiasma》/2016年)とパフォーミングアーツの世界(国立演劇センター《コメディ・ド・カーン》/2015年, ジュネーブのユジーヌ劇場/2015年、ヘルシンキの現代ダンスセンター《Zodiak》/2013年)の間を行き来しています。
2人の作品を取り扱っているギャラリー・ヴァレリア・セトラロ(パリ)では2016年と2018年に個展(2人展)を開催。