2016年レジデントとしてのプロジェクトは、伝統的な和菓子のための、調理の身振りと盛り付けの身振りをずらせたりあるいは近づけたりさせるような、新しいカテゴリーのテーブルオブジェを開発することです。つまり、食卓の上に並べることのできる調理器具を考案したり、これとは逆に、調理器具としても使える盛り付け用の道具を考えることです。クシラダキスのプロジェクトは、日本人パティシエとのコラボレーションのもと、職人との交流を重ね、経験や観察を通して進められています。このプロジェクトの一環である『カフェ・エフェメール』は、アンヌ・クシラダキスとロマン・ガイアシェフ(パティスリー朋 – パリ)とのコラボレーションによる喫茶会形式のイベントでした。