リュミエール・リヨン第2大学で「映画・視聴覚メディア研究」専攻の修士号を取得した後、ブレーズ・ペランは2006年にアルル国立高等写真学院に入学。
同学院を卒業した2009年には、芸術アカデミーの審査に合格し、マドリッドのカサ・デ・ヴェラスケスで2年間のレジデンスを実施。この滞在中には、2つの写真シリーズを制作しました。そのひとつが、元修道士フスト・ガジェゴ・マルティネスによる大聖堂建設を取り上げた『L’Ouvrage/建造物』(La Fabrica社、2019年)。
『 La Ronde/パトロール』と題されたドキュメンタリー映画第1作は、茂幸雄という日本人を取り上げたもの。定年退職したこの元警察官は、15年前から、救うべき命を探して、日本で自殺者の数が2番目に多い東尋坊の断崖を見回っています。
ブレーズ・ペランの写真とドキュメンタリー映画を巡る活動は、辺鄙で、見捨てられた、時代遅れな場所(石切場、廃村、建設中の大聖堂など)を舞台とし、並外れた計画に身を捧げる《規格外》の人物から着想を得ています。