1996年生まれのクレール・ポメ、別名ポムはフランスのシンガーソングライーターでプロデューサー。2016年に最初のEP盤『En Cavale/逃走中』を発表したあと、その翌年にはファーストアルバム『À peu près/ほとんど』をリリース。このアルバムは批評家たちから高い評価を得、ゴールドディスクとなりました。全300公演を超えるコンサートツアーのあとに発表したセカンドアルバム『Les Failles/亀裂』はプラチナディスクの認定を受けています。ポムは第35回ヴィクトワール音楽賞で新人アルバム賞を受賞し、その翌年には最優秀女性アーティスト賞に輝きました。2022年のサードアルバム『consolation/慰め』に続き、2023年にはその改訂版『(Lot 2) consolation』を発表。
子供の頃から宮崎駿のアニメ映画を見てきたポムは、この日本人監督が取り上げるテーマの夢幻的な性質と深遠さの上にアーティストとしての個性を築いています。日本文化と日本語が大好きなポムは、2021年に『いつも何度でも』をカバーし、最近では、オランピア劇場でのコンサートに際し、そのオープニングアクトにフォーク・シンガーの青葉市子を招へいしています。