ギヨーム・ルウ

プロフィール
パリで修行を積んだオブジェクトデザイナー、ギヨーム・ルウ。複数の学校で教鞭をとりながら、強い熱意と好奇心を持って、分野を越えた多様な芸術分野の職人、産業や機構とのコラボレーションを行なっています。綿密な研究に基づいた彼のデザインには、用途や利用可能な資源、社会的・文化的側面が深く考慮されています。過去に日本でのプロジェクト参加経験を持つルウにとって、日本は特別な思い入れのある国でもあります。研究や実験を重ねて、技術的課題の解決に挑むことで、各プロジェクトで求められている高いデザイン性や実用性を実現しています。
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ギヨーム・ルウ
プロジェクト
ヴィラ九条山では、ユニークな空間を舞台に、グラフィックとプラスチックの表現の可能性を探ります。本プロジェクトでは、日本の建築史をフィールドワークの対象とし、過去から現在に至る建築様式からインスピレーション得て、応用研究を進めていきます。空間が持つ物理的な深みを研究し、それをグラフィック表現に転換する方法を探求します。1か月の滞在期間中に様々な場所を巡りながら、フランス帰国後の創作活動の源泉となるような場所を見つけたいと考えています。




手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞 ®
ヴィラ九条山とベタンクールシュエーラー財団との2つ目のパートナーシップとして、2022年から、毎年2人の「手の賢さにささげるリリアン・ベタンクール賞®」受賞者が、ヴィラ九条山に1ヶ月間滞在することになりました。
滞在中、彼らは自らの技を、日本文化の中で発展させることになります。
彼らは、ヴィラ九条山の従来のレジデント達とは立場は違いますが、彼ら自身で、改めて、アンスティチュ・フランセによるレジデンスプログラムに、ソロ、二人組み、またはデュオで応募することも出来ます。
ベタンクールシュエーラー財団、アンスティチュ・フランセ、ヴィラ九条山は、この新たなパートナーシップによって、より一層、フランスの工芸の普及 、そして日仏2国間での対話の促進に取り組めることを、嬉しく思っています。
Crédits
Portrait : © Matthieu Gauchet
-1 SOD Project © Guillaume Lehoux
-2 Arare © Noir Vif / Matthieu Gauchet
-3 Argo © Noir Vif / Jacques Pepion
-4 Menkawa © Noir Vif