ヴィラ九条山と、日本有数のビジネス街である大手町・丸の内・有楽町のエリアでアーティストのコミュニティを運営する有楽町アートアーバニズムYAUとのパートナシッププログラムとして、東京・大手町のホトリア広場にて2025年5月30日(金)よりノエル・ピカペール(2024年度、建築)のパビリオン展示を実施します。
ノエル・ピカペールは昨年4月~8月にヴィラ九条山で滞在し、6月には約1週間YAUのサポートの下、東京でのリサーチを行いました。その間、日本の伝統的な建材である「焼杉」の技術など、日本において建築と火の間に存在する関係を探求しました。そしてこの度、アジアで初開催となる環境問題やサステナビリティをテーマとしたフェスティバル「第11回「哲学の夕べ」― Agir pour le vivant 生きものとともに」の一環として小規模な建築物『野良展示0.0–MOHITORIパビリオン–』を発表します。
このパビリオンは、大手町・丸の内・有楽町のエリアの重なりと、水の巡り、そして雨樋や階段、屋根といった日常の建築のかけらとの対話を紡ぐ装置として構想されます。
親密なスケールの中にたたずみながら、都市と自然のあいだに流れる気配を、行き交う人々にそっと問いかけます。
このプロジェクトは、ヴィラ九条山のポスト・レジデンス・プログラムとして実施されており、アンスティチュ・フランセパリ本部、アンスティチュ・フランセ、ベタンクールシュエーラー財団の支援を受けています。